18年目も、あかりを灯して待ってます!
霊峰月山のふもとで湯を分かち、人々を迎える肘折温泉。そんな山間の湯治場に灯籠絵「ひじおりの灯」が灯ってから、今年で18回目の夏を迎えます。
今年も山形に縁のある若手作家らが温泉街に逗留し、周辺に広がる自然や豊かな食文化、山岳信仰や湯治文化など、肘折に息づく様々な情景や物語を描き、灯籠に仕立てました。作家それぞれの眼差しや語りを通して描かれてきた灯籠絵。夏から秋にかけ旅館や商店の軒先にその小さなあかりを灯すことは、いつからか私たちにとって「ここに居る」ことを伝えることでもありました。今年もここ肘折で、あかりを灯して待ってます。
これまで灯されてきた歴代の灯籠とともに、秋会期には今年あらたに仕立てられた新作灯籠をお披露目します。